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古代の物語

古代の物語

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だいだらぼっち

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古来より日本には、各地で見たと噂される伝説の巨人がいるという。
名前をダイダラボッチと言い、あるところではだいだら坊(大太郎坊)、またあるところではデイダラボウとも呼ばれているそうである。

ある時だいだらぼっちは山を作った。甲州の土を掘り、盛土した。そして盛土されできた山は富士山と呼ばれるようになり、土を掘られた地域は盆地になった。
また、富士山を作るのに近江の土も掘り起こした。そうして掘られたところには琵琶湖ができた。

だいだらぼっちは榛名山も作った。掘られた場所は榛名湖となった。

そうして、だいだらぼっちはたくさんの山を作った。

だいだらぼっちは体が大きければ足も大きい。それがゆえに足跡は大きく、深く、そこには水が溜まった。
だいだらぼっちは意図せず湖も作った。
長野には仁科三湖を、茨城には千波湖を。
だいだらぼっちが子供たちを手に乗せて遊んでいるときに、うっかり子供たちを投げ出してしまった。その時に子供たちとだいだらぼっちの涙が、だいだらぼっちの手をついたときにできた窪みに溜まってできたのが浜名湖だという。

だいだらぼっちは様々な土地を行き来する。
赤城山に座り、利根川でその大きな足を洗ったこともある。
羽黒山に座り、鬼怒川でも足を洗っていた。
だいだらぼっちが貝を食べ、その貝殻を捨てたところは大串貝塚と言われているそうな。

だいだらぼっちは人間のそばにいる。
横手盆地の干拓作業の時に現れて、その手伝いをした。
干拓はとても捗ったという。

だいだらぼっちは日本のどこにでも現れて、気が付けば自分の跡をたくさんの場所に残して姿を消す。
新しく大きな窪みが出来ていたら、きっとだいだらぼっちはそこに居たということだろう。

だいだらぼっち


「だいだらぼっち」登場人物

<だいだらぼっち>
伝説の巨人。日本の各地に現れ、様々な伝説を残している。

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