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神武東征の地を訪ねる-宇陀-

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古事記や日本書記にある神武東征(東還)。
歴史的事実と見るかどうか、はさておき。

わたくし、蓮むい、これを漫画にとぼちぼちと描いていたりするのですが
描くにあたって伝承の場所を訪れたりもします。
そんな訳で、今回は、神武天皇軍に討たれたエウカシ&オトウカシ兄弟の地、
奈良県宇陀市へいってきました!

まずは、宇陀に着いた神武天皇軍が陣を構えたという、菟田(宇陀)の高城伝承の地。
記紀の久米歌に出てきますね。「菟田(宇陀)の高城に鴫罠張る…」と歌われていた場所です。
かなり高地にあります。
のっけからまさかの坂道。
すごく坂。
ほんと坂。
普通に山…!!
…普段の運動不足で足が死ぬ(軟弱)。

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宇陀は弥生後期に、高地性集落が築かれ暫くすると廃れている、という経緯があるそうで。
こういう考古学的な部分を知ると、この「神武東征に記された宇陀の高城」に
何らかの歴史の反映を感じませんか。
ロマーン!

続いて、桜実神社。これは記紀にはない地元伝承で、
神武天皇軍が宇陀の高城に陣を構えたとき植えたと伝わる
八ツ房杉があります。すごくいい巨木です。ぜひみていただきたい!

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さていよいよ神武たちに敵対した、エウカシ・オトウカシゆかりの伝承地です。
宇賀神社は現在、御祭神が天照大神となっていますが、私個人的にエウカシでは、と思います。
なぜかというと、宇陀の郷土資料としてまとめられた『宇陀旧事紀』に、
「兄猾(エウカシ)霊祭社(宇賀志村)開国以来神孫以崇敬」とあるのです。
この霊祭社が宇賀神社をさすと思うのですが…どうかな…。

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その宇賀神社を見下ろす高台に大殿(オドノ)伝承地が。
オドノはエウカシが神武たちを罠にハメて殺そうと建てた館。
その謀は弟のオトウカシによって神武天皇たちに伝えられ、
追い詰められたエウカシは逆に、己のはった罠によって死にます。
血原は、神武たちに倒されたエウカシの血に染まった場所の伝承。
実は、宇陀は、昭和の大和水銀鉱山があり、万葉集にも歌われる、古くから丹の産地。
この「血に染まった地」という部分は丹の赤色を彷彿とさせる所だなと。
このエウカシたちは丹に関係するひとびとだったかも…しれません…。ロマーン!!

最後は、神武天皇たちがエウカシを倒した後、
次に八十梟帥を倒すべく国を見渡すために登ったという高倉山へ。
碑は、高角冲社の山頂に建てられていますが、実際高倉山比定される可能性が高いのは、
宇陀松山城趾の古城山かという話。
この古城山、ほんとに宇陀が見渡せる絶景ビューポイント!
しかし山!
またしても山!
登ったけど足つらい!(加齢)

………でも登って良かったです。

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山頂には、宇陀松山城の跡が残っていたりして、
城址好きの方もぜひ登ってみてはいかがでしょうか。

現地には書物からは得られない空気感がありますね!できる限り訪れたい欲求は限りなく。
レッツゴー史跡!!!
駆け足でしたが、神武東征伝承地のひとつ、宇陀探訪レポートをお伝えしました!

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