» 須佐之男命と大宜都比売(五穀の起源)「古事記 -712年献上 作者:太安万侶 -」

古事記

古事記

古事記は存在する日本最古の歴史書。
上巻は日本神話、中巻は神武天皇から
応神天皇までの記事、下巻は仁徳天皇
から推古天皇までの記事が収られます。

須佐之男命と大宜都比売(五穀の起源)「古事記 -712年献上 作者:太安万侶 -」

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高天原を追放された須佐之男命(スサノオノミコト)は、まず食料を得るために大宜都比売(オオゲツヒメ)のもとを訪った。
大宜都比売は須佐之男命を歓待した。
羹(あつもの)や強飯(こわめし)、酒などが振る舞われた。
食べ物が少なくなってきたところで、
「料理をもっとお出ししますので、少し失礼します」
と言って大宜都比売は円坐から席を立った。
中々戻って来ない様子の大宜都比売のことが気になり、須佐之男命は調理場を覗きに行った。

そこで須佐之男命の見たものは、大宜都比売が口、鼻、尻から様々な味物(ためつもの)を出している姿であった。
「なんて穢らわしい。私はこんなものを食べさせられていたのか」
須佐之男命は刀を抜いた。
「おやめ下さい。私は食物を司る女神です。私がいなくなったら……」
須佐之男命と大宜都比売(五穀の起源)
命乞いする大宜都比売の言葉も聞かず、須佐之男命は刀を振るい、ふくよかな身体の彼女を真っ二つに切った。

すると大宜都比売の頭からは蚕(こ)が生じ、両目からは稲の種が生じ、両耳からは粟が生じ、鼻からは小豆が、陰(ほと)からは麦が、尻からは大豆が生じた。

これを見ていた神産巣日御祖命(カムムスビノミコト)はこれらを取らしめて種としたということである。


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