鹿児島県民話『江の島の弁天様』をイラスト付きで紹介。毎年、煙草の花が薄紫に色づく夏になると鱶九郎という人さらいが現れて娘達をさらっていました。ある日、娘達を船で運んでいると濃い霧に包まれて船を進ませることができなくなりました。
「古今著聞集」より養老孝子伝説(養老の滝のいわれ)を、現代語訳挿絵付きでご紹介。孝行息子の源丞内は、いつものように薪をとりに山に入っていました。苔の生えた岩に足を滑らせて崖から落ちると、どこからかお酒の匂いが…!
昔話、舌切り雀をイラスト付きで紹介。怪我を負った雀を拾い、看病してあげたおじいさん。ある日、おばあさんに舌を切られて逃げてしまった雀を探して山に入ると、雀たちのお宿を見つけます。お土産にもらった小さな葛籠にはお宝がぎっしり。それを聴いたおばあさんは、大きな葛籠を目当てに雀のお宿へ乗り込みますが…。
しっぺい太郎伝説をイラスト付きでご紹介。駿河国見附村にはなき祭といわれる祭りがあり毎年、人身御供を捧げなければなりませんでした。それを聞いた旅の僧侶行念はその真相を確かめようと見付天神へと向かいます
謡曲「巴」、後編のお話をイラスト付きでご紹介。粟津の原で落命した木曽義仲。巴は主君の義仲と最期を共に出来なかった恨みが執心に残っていると旅の僧に訴え、その執心をどうか弔うようにと願うのでした。
毎年神在月に出雲で行われる縁組みのご相談の昔話をイラスト付きでご紹介。大国主を中心に神々は縁組みを相談されるのですが会議が進むにつれ「あれこれ、あれこれあれこれ」というように決められます。この「あれこれ」になったら聞き間違えが起きて思いもよらない縁組が不幸になることしばしばあるようで・・・
春雨物語より目ひとつの神をイラスト付きでご紹介。和歌などを学びに都を目指す若者がうっかりと宿をとりそこねてしまいます。仕方なく、神社の神域で野宿する事にするのですがそこでは恐ろしげな宴が行われていたのです。
祢々切丸に関しての栃木県民話をイラスト付きでご紹介。日光の鳴虫山に棲みつき、人々に悪さを働く妖怪「祢々(ねね)」。ある晩、人々の悩みに応えるかのように、二荒山神社の御神刀の一振りがひとりでに動き出した!?