会津の里で第六天に祈って生まれた紅葉は、時の将軍の子を宿すも正室を呪ったとして都を追放され、戸隠山の山奥へ追いやられます。そこでやがて紅葉は、盗賊を従え鬼女として噂されるようになっていきました。
慈覚大師、亘宋、伝顕密法帰来語「今昔物語集巻11・11話-1120年代~1449年-」
今昔物語集の現代語訳。慈覚大師という聖人が仏法を学びに唐に渡った際に体験した、血染めの城のお話です。大師を保護してくれた穏やかな城の裏の顔は、何も知らぬ旅人の生き血で絞り染めを行うおぞましい場所でした。
羽衣伝説をもとにした能のお話の現代語訳。男は松の枝に掛かった美しい衣を見つけます。家宝にするため持ち帰ろうとした。すると、天女が現れてその衣が無いと帰れないと懇願されます。男は天女の舞を見せてもらう代わりに、衣を返すことにしました。
岩手県民話のじゃぬめり伝説をイラスト付きでご紹介。光勝寺というところに恐ろしい大蛇がおりまして、その住職がとても可愛がっていた童子を食べてしまいました。悲しんだ住職は大蛇調伏の祈祷を七日間行いその七日目に人間に化けた大蛇が住職の前に現れます
福井県の民話、嫁威し肉付きの面をイラスト付きでご紹介。越前の国に信心深い夫婦と姑が暮らしておりました。毎夜農作業が終わった後に寺へ出かける夫婦を良く思っていなかった姑は鬼の面を被り夫婦を驚かせようと待ちぶせするのです。
長野県民話「黒姫伝説」をイラスト付きでご紹介。黒姫を娶りたい黒竜は毎日のように黒姫の父に許しを請いに現れました。しつこい黒竜を黒姫の父は騙します。それに激怒した黒竜は大嵐を起こして村を荒らしてしまいます。
長野県民話「黒姫伝説」をイラスト付きでご紹介。ある日、中野鴨ヶ岳 小館城の城主が花見の宴を催しました。すると一匹の白蛇が現れます。城主は娘の黒姫に蛇にも酌をしてやるように進めました。その夜その蛇が狩衣姿で姫の枕元に現れ求婚しました。